歯周病への取り組みを行っております
歯周病と糖尿病の関わりがある研究が相次いで発表されてきました。
弊院では、歯周病を直すには、お口の中の細菌の種類を調べることで歯周病への取り組みを行っております。
歯周病は、嫌気性菌(酸素の無いところを好む)が発生の原因と言われています。
以前は嫌気性菌の検査は困難でしたが、今までは菌のDNA(遺伝子)を増幅して調べるPCR法(Polymerase Chain Reactino)が開発され可能になりました。
PCR法による歯周病菌検査では、最も悪さをする6種類の菌を定量的に調べます。
1.検査の手順
細菌の採取に痛みはありません。ご安心ください。
- 歯周ポケット内に、ペーパーポイントを底部まで挿入します。
- そのままの状態で10秒間待ち、浸出液を採取します。
- 検査センターより検査結果が届いたら、細菌のタイプを診断します。
2.治療の流れ
検査結果に基づき治療計画をたてて、その内容を説明します。
- ブラッシング指導によるプラークコントロール
- 歯石除去
- 歯石など歯の汚れをすべて除去した後、再び歯周ポケットを測定
結果が良くなるまで「歯周初期治療」を繰り返します。
強い細菌が発見された場合、強い抗生剤を2週間飲んでいただき、その間3~4日に一度来院してもらいます。
全体的な歯石除去を約2時間かけて行い、除菌していきます。
歯周ポケットの測定などで、歯やその周りの状態を調べます。
3.歯周初期治療で治らない場合は外科的な治療をします。(これはあまりやりません)
- 局所麻酔をして歯ぐきを切開する。
- 歯周ポケットの中にある汚れを取る。
- 歯ぐきの形を整える。
- 切開した部分を縫合する。
- 傷口をパックする。
4.再び歯周ポケットを測定し、治り具合を確認します。
5.半年~1年に一度、定期検診を受けましょう。
6.検査費用
検査費用は保険適応がありません。自費診療となります。
検査の種類によって異なりますが、3万円程度かかります。
治療については保険診療となります。